イントルージョンエイドQ&A

Q1. イントルージョンエイドの中に含まれる主な成分と効果は
A1. 【主成分】
イントルージョンエイドは、分散性のすぐれた表面活性剤リグニンスルフォン酸カルシウム粉末を主成分とし、発泡剤として金属アルミニュウム粉末を加え、これらの成分の効果を安定させるため数種の薬品をモルタル強度等に悪影響のないように配合した混和剤です。
プレパックドコンクリート工法に最適の流動性をもたせ、かつ下記の特性のあるモルタルを作るよう調合されたものです。

【効果】
イントルージョンエイドに含まれる諸成分は、注入モルタルに次のような性質をあたえます。
① 減水 :
イントルージョンエイドは特に分散性のすぐれた表面活性剤を含み、モルタル中のセメント粒子をよく分散しモルタルの流動性を高める性質をもっています。
従ってイントルージョンエイドを混和することによって、モルタルの水量を3%程度少なくすることができます。
② 凝結の遅延 :
モルタルの凝結時間は、温度20℃の場合プレーンモルタルの始発時間が2~4時間であるのに対し、イントルージョンエイドを1%混合したモルタルの始発時間は、8~16時間となります。これはプレパックドコンクリートの施工に当たって、モルタル注入を確実かつ安全に行う必要条件であるといえます。
③膨張 :
イントルージョンエイドに含まれる発泡剤(アルミニウム粉末)はモルタル中に均等に分散し、セメントのアルカリと反応して微細な水蒸気泡を発生し、この気泡によりモルタルは適度に膨張して沈降収縮を防ぐとともに、粗骨材や鉄筋の全面へ密着します。
④凍結融解に対する抵抗性 :
空気を連行する性質をもっており、また発泡剤の作用によっても生じる微細な気泡はモルタル中に安定の状態で散在し、プレパックドコンクリートの凍結融解作用に対する抵抗性を高めることに役立ちます。
⑤保水性効果 :
高い保水性能による材料分離の抑制力があります。グラウトポンプによりモルタルの長距離圧送ができます。
ブリーディングによる水の分離が少なく、圧送ホースの中のモルタルが分離して詰まるようなこと がありません。レイタンスが極めて少なくなります。
Q2. イントルージョンエイドのJIS規格の有無は
A2. JIS規格は有りません。
現在のところ、混和剤としてのJIS規定は制定されておらず、土木学会標準示方書(施工編)(2012年制定)解説の「プレパックドコンクリート」の「混和剤」条項には「注入モルタルの流動性の向上、材料分離抵抗性の向上、凝結遅延性の付与、膨張性の付与等の効果を有するもの」とあり、減水剤は「土木学会標準示方書(規準編)JIS規格集「減水剤規格」に適合するもの」とあります。
Q3. イントルージョンエイドをセメントミルク(セメント+水)に混和する場合はどの程度が適当か
A3. モルタルの場合は、1m当たりのセメント量は約635kg~571kg、フライアッシュ量は約212kg~ 190kg程度使用され、混和率はセメント+フライアッシュ合計重量の1%を標準としておりますが、セメント ミルクの場合は、1m当たりのセメント量は約1,200kg~1,400kg程度になります。従ってモルタルよりミルクのほうが1m中の総アルカリ量が多くなるため膨張率も多くなり、特にアンカー工事等には混和率0.875%程度が適当と思われますが、事前に試験練りによって決定するのが最良と思われます。
※モルタルの膨張は、セメントのアルカリとアルミニウム粉末が反応し、水素ガスを発生するために起こる。
但し、セメント銘柄によって異なります。
Q4. イントルージョンエイドの中に含まれるアルミニュウム粉末の規定は
A4. JIS K 5906-1998  1種 アルミニュウム粉、リーフィング
Q5. イントルージョンエイドを使用したモルタルのフロー値(コンシステンシー)測定方法とは
A5. プレパックドコンクリートの注入モルタルの流動性試験方法はP漏斗による。(JSCE-F 521-1999)
Q6. イントルージョンエイドを使用したモルタルのブリーデイング率及び膨張率試験方法は
A6. プレパックドコンクリートの注入モルタルのブリーデイング率および膨張率試験方法はポリエチレン袋方法による。(JSCE-F 522-2013)
Q7. イントルージョンエイドを使用したモルタルの圧縮強度試験用供試体作製方法は
A7. プレパックドコンクリートの注入モルタルの圧縮強度試験方法(JSCE-G 521-2013)による。

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